第107回全国高校野球選手権長崎大会 2回戦 大崎vs長崎商業

2025年7月12日(土) 12時42分~14時47分
天候:曇り
長崎県営野球場

1回戦島原中央戦を7回コールドゲームで勝ち上がってきた大崎の2回戦相手は宿敵長崎商業
夏選手権大会の過去4年間戦績は1勝1敗の五分
4年前の決勝、大崎リードで優勝目前の9回二死から同点に追い付かれ延長へもつれ込んだ死闘は記憶に新しい。

先発投手
大崎 佐々木 巧 選手 2年
長商 山口 潤 選手 3年

1回表
【大崎】
先頭の内野選手が内野ゴロに倒れ、2番釣谷選手が三遊間を破るチーム初安打!
1回戦当たっていた3番中村選手が手堅く送りバントを決め、二死2塁と先制の好機
期待の2年4番小宮選手が打席に入り、粘りを見せるも最後は山口投手のスライダーで敢えなく三振に打ち取られ先制を逃す…

1回裏
【長崎商】
佐々木投手の立ち上がりを攻め、1番中越三塁打、3番左二塁適時打、4番中適時打から内野陣の敵失に乗じて2点を先制

2回表
【大崎】
二死から7番佐々木選手がチーム初安打となる中前打で出塁、続く8,9番が四球、死球で満塁へ
1番内野選手の放った強い打球が三塁手を襲い、3塁走者が本塁へ一気に生還し二死から貴重な1点!
記録はエラー表示だったがHランプ点灯してもおかしくない場面だった

4回表
【大崎】
先頭の7番佐々木選手がこの日2本目の中前打を放つと、一死から9番古田選手が犠打を決めて二死2塁、当たっている1番内野選手に期待が高まるが、左飛に倒れ得点ならず…

🔘明暗が分かれた5回
5回表
【大崎】
一死から3番中村選手が死球で出塁、4番小宮選手が右へヒットエンドランを決めて一死1,3塁と好機広がる
続く5番福田選手の打席、大崎は重盗を仕掛けるも捕手が投手へ返球、飛び出した三塁走者が三本間で敢えなく挟殺… その後二死2塁に福田選手三振に倒れ無得点に終わる。

5回裏
【長崎商】
2回以降、粘り強く無失点で切り抜けてきた佐々木投手。
先頭4番に2本目の安打、犠打で二塁へ進められると6番に右二塁適時打で1点
二塁への牽制ミスで三塁へ進められた直後、スクイズを決められさらに追加点の4点目を取られる

6回~
【東浜投手】
二番手としてマウンドへ
長商打線をこの日初の三者凡退に6,7回と封じ、味方の援護を待つ!

好守備で追加点を与えない内野選手

7回表
【大崎】
先頭9番古田選手が投手強襲する強い当たりの中前打で出塁!1番内野選手が遊ゴロに倒れ、一死1塁から2番釣谷選手が5-4-3のダブルプレーに倒れ、好機を活かすことができず…

9回表
【大崎】
この回の前に山口投手足にアクシデントがあり担架で退場する事態があり、二番手に早田投手がマウンドへ

先頭の竹中選手がストレート四球で無死1塁、代打池田が一塁ゴロ、続く出口選手は左飛で二死1塁、前の打席に安打を放った9番古田選手に期待がかかるも、高く上がった打球は中堅手のグラブに収まる…
大崎高校2025年夏、最後の一球となった。

(最後に)
~2025年夏~
例年より早く6月に梅雨明けして7月暑さも本番。
しかし清水監督率いる大崎高校にとって、初陣の鎮西学院にコールド負け以来の短い夏になりました。
新チームの試合を春から心待ちに。
春 準々決勝、会長杯1回戦ともに創成館が立ちはだかり、夏選手権大会ノーシード発信は幻の独自大会以来5年ぶりの事でした。
そして夏選手権大会は一試合でも多く後輩たちのプレーを見届けたいという気持ちで観戦、きびきびとした動きやはつらつとした大崎野球、また息の合った全校応援も見る事ができて、改めて高校野球の素晴らしさを堪能しました。

敗戦で高校野球生活を終える3年生の皆さんは、悔しい思いが残ったと思いますが、清水監督を慕い大崎に入学し真摯に練習してきたことは、社会に出てから大いに役立つと思います。これからは後輩の指導をしながら残された高校生活をエンジョイし、卒業後は次のステージで活躍することを切に願います。 私たちを楽しませてくれてありがとうございました。

1年間 毎大会・毎試合 大崎の応援のため西海市内はもちろん 県内外からたくさんの皆さんが、球場まで駆けつけ応援いただいたみなさんに心から感謝申し上げます

3年生が引退した後は、新チーム始動は8月から新人戦として始まります
選手権大会では佐世保地区のシード校壱岐と波佐見が3回戦へ進出、ベスト16入りです(7/13時点)
大崎の新チームもまずは佐世保地区の他校を圧倒し、秋県大会~九州大会、春のセンバツ甲子園出場を目指して欲しいと思います。
                ~2025夏 完~