第156回九州地区高校野球長崎大会 準々決勝戦大崎vs創成館

2025年4月2日(水) 12時21分~14時53分
天候:晴

長崎県営野球場

準々決勝戦は3回戦を延長10回サヨナラで勝利し勢いに乗る創成館。昨年と一昨年、2年連続選手権大会準決勝で対戦、勝利した創成館は2年連続夏甲子園出場を決めており、大崎としては新チームで雪辱を果たしたい一戦。

両校の先発投手
先攻 創成館 奥田選手(昨夏の甲子園出場)
後攻 大 崎 前川選手(今春 3戦連続先発登板)

1回表 創成館

死球・盗塁で二死2塁とし、4番打者がライト線へ先制のタイムリーツーベースを放ち1点を先制

2回裏 大崎

先頭 4番 竹中選手が安打で出塁 、犠打で一死2塁とするも後続が倒れ無得点。
奥田投手右サイドスローから直球とスライダーの配球で大崎打線を封じる

4回表 創成館

先頭打者が安打で出塁 犠打 四球で一死1・2塁とすると、7番打者の内野安打で追加点となる2点目

4回裏 大崎

先頭 2番 内野選手が安打で出塁 犠打で一死2塁とし、4番打者 竹中選手のレフト前で内野選手が生還!
1対2と追い上げ開始。
打順二廻り目  ようやく上位打線が奥田投手を捉え始める。

5回裏 大崎

先頭 6番 小宮選手が安打で出塁 盗塁を決め無死 2塁のチャンス!
内野ゴロで3塁に進み二死3塁での大事な場面で、9番 2年出口選手の貴重なライト前へタイムリーヒット!
2対2の同点で試合を振り出しに戻す。

3戦連投! 気迫の投球を続ける前川選手

6回以降
両校とも走者を出し、流れは大崎へ傾きつつも決定打を欠き無得点…  2対2のまま9回終了
ついに延長戦(タイブレーク制)へ突入

10回表 創成館

先頭打者の2番打者が内野安打で出塁 無死満塁。
ここで3番打者がセンターオーバーのタイムリースリーベースを放ち一挙3点…
その後、四死球と敵失などでさらに2点を追加し7対2と大きく点差を広げる

10回裏 大崎

5点を追う大崎は、四死球で2点を返しなおも無死満塁のチャンス!
次打者の打球がダブルプレーとなり二死1塁。 
6番 前川選手がセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち3点目を奪い2点差とし粘りをみせるも、後続が倒れ5対7で試合終了。

前川投手138球、7奪三振  10回完投独りで投げ抜く。
2回戦から三試合全て独りで背負い、勝利にこだわり準々決勝戦の10回相手4番打者との対戦でこの日最速144km/hを計測、さらに140台を連発し気迫の投球を見せた。
新チーム打線も2回戦以降、コンパクトなスイングで上位から下位へ切れ目なく打ち、この試合でも甲子園出場の軟投派に序盤沈黙するも中盤は攻略、同点に追い付き、終盤は引きずり下ろして3人に投じさせた。

本大会もたくさんの方々に球場へ足を運び応援いただきましたことに感謝します。
次公式戦は5月に開催し 夏の選手権大会の前哨戦とされる、NHK杯佐世保地区予選となります。
皆さま方の温かい応援をよろしくお願いします。